日展協 2017年 新年会が開催されました〜過去最多 861名が参加〜

日展協新年会 過去最多 861名が参加

8万通の請願署名を小池知事に提出

もっと署名が必要です。 末尾のバナーでご提出ください!

   2017年1月12日(木)、日本展示会協会 (略称:日展協、会長:石積 忠夫) は、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて、恒例の新年懇親会 (以下、新年会) を開催しました。
  日展協は、展示会の開催に関わる企業・団体で構成される、日本最大の業界団体です。会員は 「主催者」 「展示会場」 「支援企業」 の3つに大別されます。 「主催者」 は東京モーターショーを開催する日本自動車工業会などの業界団体、日本経済新聞社などの新聞社、リードなど民間の主催会社です。 「展示会場」 は東京ビッグサイト、幕張メッセなどの巨大会場をはじめ、日本中の中小会場が会員。 「支援企業」 は装飾会社やホテルなど、様々なサービス企業です。新年会は各社の代表者が集う、いわば展示会業界最大のイベントとなっています。

  当日は過去最多の861名が参加し、会場は熱気で充満しました。参加者増加の大きな要因は、伸び続けている会員数の増加にあります。左のグラフの通り、ここ8年間で日展協の会員数は336社に増加。石積会長をはじめとする日展協幹部、各委員会や会員が展示会産業の発展のために精力的に活動を行ってきたことが実を結び、日本の産業界の中に展示会産業への期待が大きくなったことが分かります。
  活気あふれる雰囲気に包まれた今回の新年会で掲げられたテーマは「展示会は、中小企業の売上に不可欠!」(上記写真参照)でした。
  石積会長は新年会の冒頭、主催者あいさつを行い、そのテーマに触れながら次のように訴えました。

 

オリンピック問題について日展協 石積会長が訴える

中小企業を守るために、展示会の灯を消すな!

  「皆さん、あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします!
  今回のテーマ 『展示会は、中小企業の売上に不可欠!』 について、私は6年前、忘れられない経験をいたしました。
  2011年の東日本大震災の直後、日本中の展示会は全て中止になり、その状態が「何か月も続くのではないか。」と、誰もが心配していました。そんな中、私の会社は震災から1か月後に、当初の予定通り、大規模な国際展を開催いたしました。その展示会の会場で、驚くことが起きました。私にとってはじめての経験です。
  まず、私が会場を歩いていると、多くの出展企業が、次々と私を呼び止め、 「石積さん、開催してくれてありがとう。我が社の売上げのほとんどは、この展示会であげているので、中止になったら倒産していた」 と感謝してくれました。
  もっと驚いたことは、東北の被災した企業24社のうち23社が出展してくださり、 「この展示会で売上をあげて、復興に役立てたい!」 と強く言ったことです。
  更に強烈に印象に残ったことがあります。この会場の中にも、その時の方が何人もおられますが、装飾、電気、警備、ホテルなど、支援企業の方々が次々と私に握手を求めてきて、 「実はこの1か月間、仕事がゼロになり、従業員や下請けを解雇し、倒産も覚悟した。しかしこの展示会によって命拾いをした。ありがとう。」 と言ってくれたのです。
  私は、この出来事を通して、改めて 「展示会は何万社、何十万社の出展企業や支援企業、特に中小、零細企業にとって、死活問題である」 と肌で感じました。
  ところが、こんなに大事な展示会が、オリンピックの前後20ヵ月間にわたり、大幅縮小や中止になる恐れが出ております。皆さん、想像してみてください!大震災の時、わずか1か月間の中止でさえ、多くの企業が倒産の危機に見舞われたのに、もしそれが何か月も続けば、いったいどんなことになるでしょうか?極めて深刻なことになるのではないでしょうか?
  東京都や経産省、国会議員連盟をはじめ様々な方々が、この問題を解決するため、仮設展示場を建設するなど、ご尽力をくださっております。私どもは、その努力に対し、心から感謝しております。本当にありがとうございました。
  しかしながら、 「仮設館はビッグサイトの1/4の規模しかないため、全面解決には至っていない。」 という声が多いのも事実でございます。その理由は、単純計算で、出展社の数が現在の1/4に減り、また、支援企業の仕事も1/4に減り、その結果、1兆円以上の売上が失われるからです。
  私共は、オリンピックの成功を強く願っております。しかし一方、毎年、何十年も続いている商売が無くなるような事態を、何とか避けていただきたいと、各方面にお願い申し上げます。
  ところで、私はこの問題の本当の被害者、最終的な被害者は、展示会関係者というより、実は東京都や国ではないかと考えております。というのは、日本経済を支えている中小企業が売上を失い、海外からのビジネス客が消滅し、東京都への経済効果が激減し、さらに、一度、縮小や中止になった展示会が元に戻る保証はないからです。皆さんこれこそ、日本全体にとって、巨大な損失ではないでしょうか!それゆえに、リオ、ロンドン、北京では、規模縮小や中止になった展示会は一つも無かったと聞いております。
  皆さん、この問題を解決する時間は、あと半年、多くて1年しか残されておりません!
  私は今まで、皆様の期待に応えるために全力を注いで参りましたし、今後もさらに努力する決意でございます。ただし、正直言って、自分の力不足も感じております。どうか今日ご出席の会員のお一人お一人には、今まで以上に御自身の問題として、真剣に考え行動に移してくださいますよう、また、政治、行政、さらにマスコミの方々には、何卒お力添えをくださいますよう、切に切にお願い申し上げます。
  この問題に関する署名が8万通集まっており、間もなく小池知事に提出いたします。私どもは今後も署名活動を継続いたしますので、さらなる署名提出にご協力ください。 (署名はこちらのリンクからお願いいたします。) 」

自民党 展示会議員連盟 木村会長が決意表明

2020年オリンピックの会場問題に尽力する!

  続いて2014年に発足し、今や96人の国会議員が参加するまでに拡大している 「自由民主党 展示会産業 議員連盟」 の会長、木村太郎 衆議院議員が挨拶しました。「石積会長の話は、皆様の代表としての心からのご挨拶だったと思います。
  私どもは発足以来、日展協さんと、また経産省、国交省、や東京都、千葉県などの関連自治体と連携し、議連を開催してまいりました。皆様の心配のタネに対して 「どういう状況なのか」 、 「何ができるのか」 を聞くために、意見交換会も開催してきました。
  私どもも仮設展示場の設置や東京ビッグサイト以外の展示会場で受け入れの余地があるのか、丁寧に考えながら少しでも影響を最小限にしていこうと努力しています。しかし、心配な思いはまだまだあるかと思いますので、適宜議連を開催してさらなる問題の解決に努めてまいります。
  もちろん東京オリンピック・パラリンピックは成功させなければなりません。しかし、仮にそれらの開催が無かったとしても、日本のこれからの成長戦略の中で、展示会産業という分野をこれからも発展させるために、どのようにすべきか。そのために一番大事な展示会場の数、大きさが国際社会の中で現在のままで本当に良いのかという 『そもそも論』 を忘れてはなりません。
  新年会はますます参加人数、参加企業の数も増えているようですが、そのように発展を続ける日展協の皆様を私ども議連もお手伝いしていくことを、年の初めの決意とさせていただきます。」

超党派議連 漆原幹事長が熱弁

中小・零細企業にとって、展示会は命綱だ!

  昨年、二階俊博自民党幹事長を会長とする超党派の展示会議員連盟が発足。その幹事長を務める漆原良夫衆議院議員が続いて次のように挨拶しました。
  
  「新年会に初めて参加させていただきましたけれども、こんなにたくさんの人がいらっしゃるということで本当にびっくりしました。
  先ほどのように石積会長の熱い思いをお聞きしまして、 「なんとかこれを助けていこう。ご支援を申し上げよう。」 ということで、去年の4月21日に超党派の議員連盟を発足させ、幹事長を務めさせていただいております。

  私は新潟県の燕市というところの出身であります。ここは中小・零細企業、個人企業がいっぱいあり、ものづくりについて素晴らしいノウハウを持った町であります。そんな中、石積会長からぜひ実際の展示会に来てもらいたいと話があり、先日初めて東京ビッグサイトに行かせていただきました。その展示会で、燕市の企業が何十社も出展していらっしゃる姿を見て、 「自分の町はこんなに素晴らしいことやっているのか」 と感じ、我が燕市を応援するという意味でも展示会産業の応援に頑張っていかなきゃいけないなと思いました。
  中小・零細・個人経営の皆様は技術を持っていても、残念ながら海外に展開する力は無く、またテレビで宣伝する力も無いのです。まさに展示会で営業をするしかない。したがって、今日のメインテーマであります、 「展示会は、中小企業の売上に不可欠!」 は、まさにその通りだという風に思っております。
  2020年オリンピックの展示会場問題で、展示会が中止・大幅縮小しますと2020年の7か月だけでも38,000社が営業の場所を失い、1兆2000億円の収入を中小企業は失うことになります。本当にこれをそのまま見過ごしていいのかというのが私の、また二階会長の思いであります。皆様と一緒に最後まで頑張り抜いていきたいと思います。本年一年が本当に良い年となりますようにお祈り申し上げまして、今年のご挨拶とさせていただきます。」

観光庁 田村長官が祝辞

政府をあげ展示会に取り組む!

  さらに、国土交通省 観光庁から田村 明比古長官が次のように挨拶しました。
  「日本展示会協会の新年懇親会、盛大に開催されましたこと心よりお歓び申し上げます。
  さて、昨年の訪日外国人旅行者数、消費額は共に史上最高だった2015年を上回る勢いで増加をしているところです。
  政府としては新しい目標を掲げ、国を挙げて色々な政策に取り組んでいきますが、特に課題となるのは単に人数という事では無く、そこで生まれる経済効果、消費額をどう増やしていくかという事です。
  そういう意味で展示会・見本市において、ビジネスでお越しになる方々の消費額が、普通の旅行者の消費額よりも多いという調査がございます。私共は、一般の方々に理解を深めるという意味で展示会・見本市の経済効果をしっかりと調査し、展示会がいかに日本にとって重要なのかが分かる基礎的な調査を実施するなど、展示会・見本市に政府を挙げて取り組んでまいりたいと思います。引き続き皆様方のご理解ご支援を賜りますようお願いを申し上げます。」

自民党議連 秋元幹事と国会議員 全員が 乾杯の音頭

展示会産業発展のため、皆で力を合わせよう!

  そして、公務が多忙な中で参加した国会議員を代表し、秋元司 自民党議連幹事が、次のように挨拶し、乾杯の音頭をとりました。秋元議員の地元はビッグサイトのある東京都江東区ということもあり、力強くこのように述べました。

  「皆様の思いとしては、オリンピックの成功はもちろんだけれども、2020年の展示会場問題をしっかりクリアしてほしいと、そういう強い思いの方ばかりだと思います。石積会長からも、再三この問題について訴えをいただき、我々議連として木村会長中心に、また超党派の議連では漆原幹事長を中心に、全力を持ってこの問題を解決していきたいと思います。
  また私の地元、江東区には300社以上の支援企業がおり、数多くの陳情を受けているところです。まさに、私にとりましては300社が 『人質』 ですので、問題解決のために全力で頑張っていきたいと強く思っております。
  では、新年ということでございますから、 『おめでとう』 という一言で、ご発声いただきたいと思います。それでは日展協のますますのご発展と、本日ご来場の皆様の今後ますますのご活躍を祈念いたしまして、乾杯させていただきます。 『おめでとうございます!』 」
   国会議員からは、 「この時期は連日、様々な業界団体の賀詞交換会に出席しているが、こんなに熱気があふれた会は珍しい。展示会産業の勢いを実感する。」 「オリンピック問題をどうにか解決できないか、改めて、取り組んでいかないといけないと感じた。」 「一緒に力をあわせ、展示会産業を盛り上げていきましょう。」 という声が聞かれました。
  それに対して石積会長は、 「皆さんが今日応援に駆け付けてくださり、特にオリンピックの際に展示会ができなくなるのではないか、という業界全体の不安に対して、展示会産業の人々が大いに元気づけられました。解決に残された時間はあまりありません。仮設展示場の建設を含め、全ての展示会を例年と同じ規模で開催できるように、これからも是非お力添えをお願いいたします。」 と熱心に訴えていました。

マスコミも大注目!

一般メディア・各業界紙 100名が参加!

  今回の新年会が、例年と違った点があります。それはマスコミの参加者の大幅な増加です。昨年48社だったマスコミの参加者数は、今年は約2倍の100社となったので、展示会産業に関わるマスコミだけでなく、一般メディアや自動車、宝飾、エレクトロニクス、文具・雑貨…などの各業界専門誌も参加しました。これは彼らの間で2020年の展示会場問題に対する認識が広がったからだと思われます。展示会の大幅縮小・中止により各業界の停滞などが考えられ、 「他人事ではない、重要な問題なのだ」 という認識が大きくなったからではないでしょうか。
  実際に参加したマスコミの参加者は 「オリンピック問題というと、競技会場の変更問題などのトピックスに注目しがちだが、展示会場問題の方がはるかに深刻だ。」 「石積会長の挨拶を聞いて、いかに出展社の売上に展示会の縮小・中止が影響するのかを実感した。」 「展示会の縮小・中止が我々の産業の発展にも大きく関わることを、読者である出展企業にもっと周知していかなければならない。」 と声を揃えていました。
  歓談の間にも参加者の生の声を聞くため、積極的に取材を行っている姿も多く見られました。新年会の直後にすぐ記事にして発信している媒体もあり、展示会産業が抱える問題が生み出す影響範囲の広がりを感じさせました。

熱気あふれる会場の様子、写真で紹介

  この後、歓談が始まりました。名刺交換等が活発に行われ、会場で出会う多くの人が、 「オリンピックのときに展示会ができなくなるのではないかと心配しているが、解決に向けた熱意を感じた。私もできることをやりたい!」 「今年もまた盛況な新年会で驚いている。業界の発展を強く実感した。」 などと笑顔で話していました。会場の盛り上がりを写真でご紹介します。

会員数 8年連続の増加、 336社に!

  引き続き、2016年に入会した新入会員が紹介されました。日展協の拡大をもっとも象徴するのが会員数の増加だが、日展協 入会促進委員会 (菅野幸司委員長) の活動を中心として、この一年間に12社が新しく入会し、会員数は336社に達しました。

  またこの日、入会を真剣に検討している企業も多数参加しました。特に、展示会産業のさらなる発展のためには、展示会を創り出す 「主催者」 の存在が不可欠ですが、今回の新年会には、入会検討中の主催者11社・団体が参加し、日展協のさらなる拡大を予感させました。
  入会検討中のある主催者は、 「こんなに盛り上がっているとは、正直驚いている。今まで 『入会のメリット』 ばかりを考えて入会に踏み切れずにいたが、今日の盛況ぶりを見て、自分たちも展示会業界に身を置く一員として、業界発展のために貢献する義務があるとさえ実感した。入会を真剣に検討したい。」 「オリンピック問題解決のためにも、業界で一致団結しなければいけない。」 と話していました。

幕張メッセ 藤野社長が中締め

景気回復にも展示会は重要!

  開会から約1 時間半。会場の熱気は依然、冷めやらぬ状況だったが、ついに終了の時刻となり、中締めとして幕張メッセ社長の藤野達夫氏がこのように締めくくりました。
  
  「今日冒頭に石積会長から展示会産業がかかえる中長期的な大変重い課題についてご指摘を頂いておりますが、皆様方と力を合わせて色んな問題の解決に今後とも取り組んでいきたいと思っております。
  さて2017年、これまでの色んな新年会に出てますと、アベノミクスが始まってからGDPが40兆円程度拡大しているという話が上がって景気は着実に回復しているという政府関係の発言を多数聞いてまいりました。

  そんな中、私は、こうした景気の回復において展示会産業は一つの大きな役割があると思っております。新しい技術を反映した製品、新規の顧客に魅力あるサービスの提供などを通じて、多くの人達の投資意欲や消費意欲を高めていくのが展示会の大きな役割ではないかと思っております。今年も展示会業界がさらに発展する1年になることを強く期待しております。」
  と述べたあと、最後に三本締めで中締めが行なわれました。
  
  新年会の終了時間を迎えた後も、多くの参加者が会場に残り、名残惜しそうに交流を続けていました。8年連続、最多参加者数を記録した日展協の新年会。2017年、オリンピック問題の完全解決と展示会産業の更なる拡大に、今、大きな期待が集まっています。
  

     
  署名活動に賛同いただける方は、下記リンク先よりご署名をお願いします。

 

お問い合わせ:  一般社団法人 日本展示会協会 国内広報委員会 TEL: 03-3518-2640 

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