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2017年 総会懇親会 開催レポート

日展協 総会懇親会に 国会議員 20名、プレス 70名が参加!

2020年問題の 根本的 解決を!

  2017年5月30日 (火) 、一般社団法人 日本展示会協会 (略称:日展協、石積 忠夫会長) は、6月14日付のニュースリリースで紹介した総会に続き、懇親会を開催しました。
  懇親会の参加者数は、石積会長が初めて会長に就任した2009 年にはわずか156 名にすぎませんでしたが、8年間にわたり毎年その数が増え続け、今年は、621名になりました。また、国会議員20名をはじめ、地方議員、行政幹部などの来賓68名が出席し、大きく盛り上がりました。

  総会および懇親会への参加者が毎年増え続けた最大の要因は、会員数がここ8年間で173 社から334 社と右肩あがりで増加していることです。このことから、各企業が展示会の重要性を認識し、展示会が各産業にとって不可欠なものになったと言えます。   また、この一年は会員から寄せられた 「オリンピックの時も、例年通り展示会が開催できるようにしてほしい」 との切実な声に応えるべく、オリンピック展示会場問題の解決に向け、小池都知事への請願署名の提出、東京ディスプレイ協同組合、電設協議会と3社合同で行った記者会見など様々な活動をしてきました。これにより、マスコミから注目を集め、今回の懇親会には72名のプレス関係者が参加しました。 (7ページに詳細を記載。)
  直前に開かれた定時総会で、引き続き会長に選出された石積会長は、 「資源のない日本が経済大国であるためには、人、モノ、情報が世界中から集まる展示会を、どこの国よりも数多く開催する 『展示会立国 日本』 になるべきだ」 と確信し、政治、行政、産業界のリーダーに対して、展示会の重要性を精力的に訴えてきました。
  その石積会長が懇親会の冒頭、挨拶のため登壇し、次のように訴えました。

5選の石積会長が訴える

中小企業にとって展示会は 「命」 !

  「皆さんこんばんは!私が会長に任命されてからすでに8年が経ちましたが、毎年、全ての会合で例外なく、出席者が増え続けたことに、改めて感謝申し上げます。
実は私は前回に引き続き今回こそ、新しい方に会長になってバトンを受けてほしいと4、5人の方に強くお願いしました。その理由は、できるだけ多くの会員が持ち回りで執行部を引き受けることが、 『日展協を活性化させ、発展させる』 『それが業界団体のあり方だ』 と以前から考えていたからです。
  しかし、今日の総会でも、皆様から 『石積会長は、もっとやれるはずだ!もう少し続けてほしい』 と、叱咤激励を受けました。その結果、今、ここに立っている次第です。   必ずしも私が望んだ結果ではありませんでしたが、 『指名されたからには、覚悟を決めて、展示会産業と日展協のために、今まで以上に全力を尽くす!』 と改めて決意いたしました。皆さん、ご協力、どうぞよろしくお願いいたします! (拍手)
  この看板にある通り、私は 『展示会は、中小企業の売上に不可欠!』 と長年にわたり、実感してまいりました。彼らは素晴らしい製品を持っていても、充分な販売網や宣伝費が無いため、何万人ものバイヤーが向こうから買い付けに来てくれる展示会は 『命』 です。また、装飾業者、電気工事、警備、飲食業など、何千社もの支援企業も、ほぼすべてが中小企業です。そして彼らにとっても、展示会は 『命』 です。
  ところが、2019年4月からの20か月間、展示会は大幅に縮小・中止になる恐れがあります。その結果、中小のメーカーは1兆円、支援企業は1,000億円の売上を失い、倒産も出る恐れが大きくなっています。よく、 『日本経済を支えているのは、99%を占める中小企業だ』 と言われますが、この20か月間で彼らが倒産してしまったら、オリンピックが成功しても、日本経済にとって 『元も子もなくなる』 と心配しております。
  私たちは全員、オリンピックの成功を強く願っております。また、東京都をはじめ関係者の様々なご尽力に感謝もしております。しかし、残念ながら根本的な解決に至っていないとほとんどの関係者が思っていることが実情だと思います。だから私どもは、 『展示会が例年通り、同じ規模で開催できるよう』 ワラにもすがる思いで、各方面にお願いしている状態です。リオ、ロンドン、その前の北京オリンピックでも、オリンピックによって展示会が中止になったことは一切ありません。経済へのダメージがあまりにも大きいとどこの国でも当然のように考えているからです。
最後に、築地が豊洲に移るというニュースを見るたびに、私どもは正直なところ『移る場所が完全に確保されて、うらやましい 』と感じてしまいます。そして、 『ビッグサイトの出展社も、さらに幕張メッセの出展社も、築地と同じように、全出展社が同じ規模で出展できるような会場が確保されて当然ではないか』 と感じてしまいます。皆さん、私ども展示会産業の感じ方は、わがままなのでしょうか?間違っているのでしょうか? (会場はシーンと静まりかえりました) 
展示会産業の皆さん、そして国会議員をはじめ、政治・行政の皆さん、今日いらっしゃるマスコミの方々、影響力の小さい私ども展示会産業に、どうぞお力添えをくださいますよう、心からお願い申し上げます。それは日本の中小企業と日本経済を救うことに繋がるからです。幸いにして、まだ、1年から1年半の時間が残っております。皆さん、一緒に頑張りましょう!」

木村 議員連盟会長が誓う

日展協と連携し、問題解決のため行動する!

  次に、3年前に発足し、現在94名の国会議員が加盟するなど、機運が高まっている 「自由民主党 展示会産業 議員連盟」 の会長、木村太郎衆議院議員が挨拶しました。要旨は以下の通りです。
  「我々は、展示会産業という分野が日本の経済はもちろん、国際社会の中で、日本の位置づけを高める為に、益々重要になっていくということを確信し、応援していこうとスタートしました。しかし、お話しにあった通り、東京オリンピックの開催期間における展示会産業の姿がどうなるのかという大きな問題・不安がでてきた訳であります。これまで議連としても会員の皆様と意見交換しながら、あるいは経産省や国交省、東京都をはじめ、関係自治体と様々な意見交換をし、厳しく戦わせながら取り組んでまいりました。
  しかし、先程会長がおっしゃった通り、この問題は根本的に解決してはいないと思っております。したがって、 『まだまだこういうアイデアもできるのではないか』 と検討すべきだと、議連の仲間と一緒に主張し、行動して参りたいと思っております。
  またもう一つの議連であります、超党派議員連盟の漆原幹事長や大畠事務局長と連携しながら、一緒になって石積会長の想い、日展協の想い、日本の経済における展示会産業の想いというものを少しでもクリアしていくように取り組んで参りたいと思いますので、今後も、私ども議連との連携を心からお願いしたいと思います。」

漆原 超党派議連幹事長が訴える

出展社から 「期待権」 を奪ってはならない!

  昨年発足した 「超党派 展示会議員連盟」 からは、幹事長を務める漆原良夫衆議院議員が次のように挨拶を述べました。
  「私の実家は新潟県の燕市という所で、ものづくりが本当に活発なところでございます。石積会長に誘われ、2回ほど展示会を見た際に、私の田舎の皆さんが何十社も来ていて、一生懸命仕事をして、交渉をして、契約をしている実態を目の当たりにしました。これは何としても守っていかなければならない、と強く決意をしました。オリンピック展示会場問題によって、2020年の5か月間ビッグサイトが使えなくなる。すると3万7,000社の皆さんが職場を失うという結果になります。零細企業の多くは、事業を展開するにあたり、宣伝する力も海外に発信する力もありません。展示会でしか仕事は出来ないのです。ここを楽しみに、期待し、研究し、頑張っている。その仕事の場が5か月間もなくなるという訳でございます。何としても働いている皆さんの仕事の場所を確保しなければならない、こんな思いで今日やってきました。
  『5か月間も仕事ができなかったら倒産する』という出展社から陳情を受けております。私はいつも思うのですが、 『もう使わせない』 と勝手に決めてはいけないと申し上げておきたい。何年もこのビッグサイトで仕事をさせて頂いた、ビッグサイトをお借りして仕事をしていた、貸してもらってきた、来年もここを使わせていただこう、再来年もここを使わせていただこうという、これは法律でいうところの 『期待権』 と言います。この期待権を勝手に無視してはならない。長い間この期待権を実施してきた訳でありますから、これを一方的に解約する事はできない。しかも生活を支える事業の根幹をなしているところを勝手に奪ってはならないのです。
  石積会長は優しいですから、関係者に対して丁寧にお願いをしておりますけれども、腹の底では展示会業界はビッグサイトあるいは代替会場を使う権利があるのだという事を据えて、東京都に交渉していかなければなりません。本年の1月末に小池知事になんとしても使わせてもらいたいと署名もしました。しかし、担当部局の役人に渡しただけで小池知事に届いているかどうかわかりません。そこで何とか知事に面会をさせて頂いて、会長の口から直接、この窮状を訴えていただきたい。出来れば、私も木村会長も同席させて頂き、中小零細企業の皆さんの切なる思いを訴えて参りたい。是非とも一致結束をして取り組み、皆さんがこの仕事の場所を失う事のないようにしっかり頑張って参りたいと思います、ありがとうございます。」

秋元 議連幹事が決意表明

ビッグサイトの全展示会を例年通り継続させる!

  続いて、「自由民主党 展示会産業 議員連盟」の幹事を務め、東京ビッグサイトがある江東区出身の秋元司衆議院議員が挨拶を述べました。要旨は以下の通りです。
  「私は今ご案内頂きましたように、江東区が地元でございまして、この展示会に出展する中小企業・展示会の支援企業の皆さんがうちの地元には約300社あるといわれております。そういった皆さんの思いを背負いながら、何としてもこの2020年のオリンピック展示会問題を解決すべく、しっかりと努力しているところです。
  この展示会のビジネスを考えた時に、 『展示会なんて、イベントでしょ?イベントだから1年は中止になっても、また次やればいいじゃない』 という人もいますが、私はこの安易な議論をしっかりと打ち消していかなければならないと思います。この展示会によって多くの中小事業、零細企業が商品を毎年PRできる、事実上1年に1回、展示会によって会社が保てている、そういった継続性があるものなのだと訴えていかなければなりません。また、イベントとはいいながらも、これはもうイベントじゃない、ある意味1年に1回の、常設の仕事であると、そういった理解を深めていかなければいけないと思います。
  特に支援企業の皆さんは、ビッグサイトで展示会が行われることによって仕事に携わりますが、5か月間、ここで仕事が無くなれば、当然そこで働いている従業員が他の仕事に行かざるを得ない、一旦違う事業に就くとオリンピックが終わった後、ビッグサイトでまた展示会が再開しても、支援企業は、働いてもらう職人などの雇用を戻すことが出来ないという問題にも直面すると、多くの皆さんから聞いております。今日はマスコミの皆さんが沢山お越しでございますから、こういった面を是非、世論に訴えて頂きたいと思います。
  私も木村会長を先頭に、議連を通じて必ず東京都にこのメッセージを届け、私も地元の思いを背負ってこのオリンピックが当然成功されるのはもちろん、これによって展示会に絡む多くの皆さんが犠牲になることの無いよう、最後まで頑張っていきたいと思いますので、是非多くの皆さんのご支援をお願いしたいと思います。場所の問題でありますから、知恵を絞れば成し遂げられないものはない、といった強い信念を持って頑張って参ります。」

経産省 竹内審議官が語る

2020年問題に向け、まだやるべきことはある!

  展示会産業を担当する経済産業省から、竹内芳明審議官が次のように述べました。
  「展示会というのは、日本の経済成長と地域活性化に不可欠なものだと認識しております。私どもといたしましても、展示会産業の発展のために、展示会統計の第三者認証の促進を含め、様々なサポートをしっかりと進めて参りたいと思っております。先ほどから木村先生、漆原先生、秋元先生からもご紹介がありましたが、 『2020年に向けてやるべきことがある!』 と私どもも思っております。東京都をはじめ、様々な関係者のご尽力には心から敬意を表したいと思います。
引き続き、知恵を出しながら、出展社や皆さんのビジネスがお困りになられることがないように最後までサポートしたいと思っています。」





観光庁 瓦林審議官が祝辞

展示会は、訪日ビジネス客の増加に貢献

最後に、観光推進の観点から、展示会産業の育成に力を注いでいる、国土交通省 観光庁の瓦林康人審議官が祝辞を述べました。
  「私どもは訪日外国人旅行者数の増加に力を入れております。昨年は、初めて訪日旅行者数が2,000万人を越え、2,404万人となりました。そして、外国人の消費額も、4兆円が目に入るところまで参りまして、3兆7,000億余りです。本年4月の時点でも訪日外国人の数は伸びております。そして、昨年政府全体で出されました、 『明日の日本を支える観光ビジョン』 、このビジョンの元で、訪日外国人が2020年には、4,000万人、あるいは2030年には6,000万人といった目標を掲げて、取り組みを進めております。
特にMICE  (Meeting…会議・研修・セミナー、Incentive tour…報奨・招待旅行、Convention またはConference…大会・学会・国際会議、Exhibition…展示会の略) の“E”の分野である、 「展示会」 は、我が国の産業の強さをアピールし、経済面での交流を活発化させ、また日本に来ていただき、色々な消費をしていただくという面で、私どもは大変重要視しております。
これまでも日展協とは年々連携を深めて、経産省とも一緒になって取り組んできたところでございますが、これから展示に関する分野で、消費額、経済波及効果がどれくらいあるのかということもはっきりさせ、それをアピールしながら、皆様と一緒に“E”の分野を通じた訪日外国人の増加に取り組んでいきたいと思っております。」

薗浦 議連幹事長が 乾杯の音頭

展示会産業発展のため、皆で力を合わせよう!

  そして、参加した国会議員・来賓を代表して、薗浦健太郎 自民党議連幹事長が、次頁にあるように挨拶し、乾杯の音頭をとりました。
  「総会で石積会長が再任され、毎年史上最多の方々がここに集って、心を一つにしております。このメンバーが誓い合えば、できないことはない!そういう明るい気分を持って、杯をあげさせていただきたいと思います。それではご来会の皆様、そして日展協のますますの発展を祈念いたしまして、乾杯!」

展示会場問題について質問が殺到!

マスコミ 72名が展示会場問題を取材!

  今回の懇親会は、展示会場問題のタイムリミットが近づいているということもあり、マスコミの参加数は72名と急増し、この問題への注目度が見て取れました。
  歓談の時間には石積会長をはじめ、参加者へインタビューを行っている様子が会場のいたるところで見られました。展示会場問題は、現在多くのメディアに取り上げられており、注目を集めています。しかし、まだ一般の人々の認知は高いとは言えません。展示会場問題は、東京都民や日本国民の生活に関わってくる問題であるので、これからもマスコミの方々には、この問題の動向を注視していただきたいと思います。

熱気あふれる会場の様子を、写真で紹介

  乾杯の後、歓談が始まりました。会場で出会う多くの人が、「毎年参加者が増え続け、今回は600名を突破したとはすごい。」「会長の言葉を聞き、展示会場問題についてまだやれることがあると感じた。」「会員全員で心を一つにし、問題解決に向けて、できる限りのことをやっていこう。」などと話していました。

  石積会長の元には、「この懇親会は、業界の方々と交流ができる大変貴重な機会だ。展示会場問題について、様々な立場の方と意見交換をすることができた。」「会長の挨拶に感銘を受けた。残りの1年半でなんとか問題を解決できるよう協力する。」「展示会業界、そして日本の経済発展のため、今こそ業界一丸となって問題解決に取り組んでいきましょう。」という意見が、たくさん寄せられました。
  懇親会終了後、会場に残った日展協の理事・監事ら執行部は、改めて問題解決のために全力を尽くすことを確認しました。展示会場問題のタイムリミットが迫っており、一刻も早い問題解決を切実に願っています。そのためには、日展協の執行部だけでなく、出展企業や来場者、主催者、支援企業など、展示会に関係する全ての方々に、問題解決を求める声をあげていただき、行動していただくことが重要です。日展協では引き続き、ビッグサイトの全展示会が例年と同じ規模で開催できるよう求める署名活動を行っていきます。読者の皆様にも下記のバナーから、声をあげていただきたくお願いいたします。

 

お問い合わせ:  一般社団法人 日本展示会協会 国内広報委員会 TEL: 03-3518-2640 

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