2025年発足の新広報委員会が企画するインタビュー記事。
展示会に携わる、展示会が好きな方にフォーカスしながら、展示会の魅力を発信します。
展示会にキュンです♡ Vol.5 ―未来を届ける人、支え続ける人 展示会の舞台裏にある“人の力”―
華やかな展示会の裏側には、それぞれの持ち場で展示会を支える“人”の存在があります。
今回は、事務局スタッフとして10年以上展示会を内側から支えてきたNさんと、インフォメーションや受付など運営の最前線に立つKさんに、展示会という仕事の魅力とこれからについて伺いました。
Case1
見えないところで、展示会を支え続けて(事務局担当・Nさん)
「事務局は、展示会全体を見渡す立場。いわば現場の要のような存在だと思っています」
Nさんは、出展者対応、来場者対応、防災担当者や協力会社との連携、納品管理など、事務局担当として展示会運営の中枢を担っています。
「準備期間は本当に問い合わせが多いです。装飾規定や搬入出のルール、電気容量の確認など内容はさまざま。専門用語も多いので、一つずつ丁寧にお答えすることを心がけています」
展示会は毎回条件が異なります。
会場が変われば導線も変わり、出展内容が変われば出展社からの質問も変わります。
「同じ展示会は一つもありません。そのたびに頭をリセットして、ゼロから組み立て直す感覚です」
前職では絵画展覧会などの運営に携わっていたというNさん。
展覧会では“展示品”が主役ですが、ビジネス展示会では“人”が主役です。
「人が目的の展示会は、裏側の段取りがより重要になります。小さな行き違いが大きな影響につながることもあるので、全体を見ながら調整することを大切にしています」
長年展示会に携わっていると、馴染みの出展社に顔を覚えてもらい声をかけてもらえることも。
「『今年もよろしくね』と声をかけていただけるのは本当にうれしいです。続けてきた時間が信頼につながっていると感じます」
「来場者の方の声や小さな気づきも、次回に活かせるようにできるだけ記録しています」
見せていただいたノートにはこれまでの展示会で蓄積された情報がびっしりと記録されていました。
この情報が日々実施される展示会をまさに【裏側】から支えているのです。
Case2
未来をいち早く見られる場所(インフォメーション・受付担当/Kさん)
「展示会の一番の魅力は、まだ世に出ていない製品をいち早く見られることだと思います」
開発段階の技術や新製品のお披露目に立ち会えるのは、この仕事ならではの特権。
様々な展示会でインフォメーションや受付を担当されるKさんはそう言います。
パッケージされる前の姿や開発されたばかりの製品を展示会でいち早く見ることができ、それが世に出てからTVや街中のお店で見かけることがあると、「あ、あの展示会で見た商品だ」と少し嬉しくなります。
インフォメーションでは来場者の方から専門的な質問や特殊な質問を受けることも多く、確認しながら丁寧に対応されているそうです。
「電気やITなど覚えることも多いですが、しっかりお答えできたときはやりがいを感じますね。短い会期の中で、来場者の方に気持ちよく過ごしていただきたい。そのためにできることを積み重ねています」
デジタルの時代に、それでも大切にしたいこと
昨今の展示会は特にコロナ禍を経て、人で対応していたところがどんどんデジタル化が進んでいます。
しかし、展示会で最終的に大事になるのは“人”だとお二人は語ります。
「受付もアンケートもスマホで完結する時代になってきています。
でも、アナログな仕組みも残していきたいです。来場者みんなが平等に参加できる展示会にしたいので。紙でのアンケートは、やっぱり残しておきたいですね」
Nさんもこういいます。
「例えば受付のQRコード化など、デジタル化・効率化は進んでいますが、事務局運営は絶対に“人”が必要な仕事だと思っています。最終的な判断や突発対応は、人にしかできない部分がありますから」
デジタル化が進んでも、最後に支えるのは人の力。
展示会は、未来の技術を届ける場所であり、人と人が出会い、結び付く場所
その舞台裏には、支え続ける人たちの存在があります。