2025年発足の新広報委員会が企画するインタビュー記事。
展示会に携わる、展示会が好きな方にフォーカスしながら、展示会の魅力を発信します。
展示会にキュンです♡ Vol.1 櫻井 宏美さん インフォーマ マーケッツ ジャパン㈱(Japan Jewellery Fair 2025)
「BtoBでもラグジュアリーな演出を。展示会のワクワク感って、やっぱりいいですよね」
2025年のJapan Jewellery Fairでは、ロゴを一新。ジュエリーの展示会らしく、高級感と高揚感を感じられるデザインに仕上げました。SNSマーケティングにも力を入れ、出展社が思わず拡散したくなるようなロゴにすることで「みんなで盛り上げる展示会」を目指したそうです。さらに、来場者受付はQRコードに切り替え、利便性も向上しました。
Japan Jewellery Fair 2025は、2025年8月27日(水)〜29日(金)の3日間、東京ビッグサイト(東ホール5・6)で開催されました。
主催は、世界最大規模のジュエリー展示会「September Hong Kong Jewellery & Gem Fair」を手がけるインフォーマ マーケッツ ジャパンと日本ジュエリー協会による共同開催です。
櫻井さんは、「この東京展は、日本企業の世界進出の土台作りとして活用していただいています」と語ります。6月の香港展、8月末の東京展、そして9月の香港展と、ジュエリーフェアはインフォーママーケッツ社の世界中の拠点で連続して開催されており、特に海外では日本パビリオンが人気。繊細な技術と品質が評価されているそうです。
さらに櫻井さんは、海外のジュエリーフェアにおける日本パビリオンの担当も務めており、日本の出展社を現地でサポートしています。技術は評価されながらもマーケティングが不得手な日本のジュエリー業界。国際的な舞台で日本のジュエリーの魅力を伝える役割を担い、出展社の皆さんが安心して参加できるよう、細やかな支援を行っています。
「展示会は、出展社のプロモーションやブランドビルディングにとっても重要な場です。今回20年ぶりに出展された栄光時計(株)様から『展示会って楽しい!』と言っていただけたのが本当に嬉しかったです」と、櫻井さんは笑顔で語ります。
前職では化粧品メーカーでエンドユーザー向けの販売を担当していた櫻井さん。友人の紹介で「英語を活かせる」と聞き、9年前にインフォーマへ入社。以来、ジュエリーフェアを担当し続けています。
「前職と大きく変わり、業界柄、多くの経営者の方とお話することが多いですが、展示会を通じて頼りにされるのがとても嬉しいです。会期中は私自身も元気になりますし、たくさんの人や商品に出会える展示会は、本当に素晴らしい場所です。」
入社後から毎年本展示会をご担当されている櫻井さんですが、前回からのアップデートも多さに驚きました。
ジュエリーをより綺麗に見せるため、床のカーペットを明るい色にしたこと、サステナビリティへの観点から、PETボトルキャップの回収ボックスの設置、来場者パスの脱プラ化など、出展者様・来場者様のため、より良い展示会にしたいという思いが伝わってきました。
【編集後記】広報委員会 土肥 舞桜
今回櫻井さんへの取材を通して、私自身、展示会の開催意義を再確認しました。
「日本中に商品を販売しに行くことは難しいという会社も多いからこそ、年1回のJapan Jewelley Fairの場の重要性を感じます。来場者との会話や競合のブースを見ることは、新たなヒントを得ることもできると出展者様からも感謝のお言葉をいただきます。」
多くの会社と直接話すことができ、ブースへの来場を通して、比較しながら各社の魅力を最大限に知ることができる展示会という場は、今後の商品プロモ―ションにおいても必要な場であると改めて感じる機会にもなりました。