展示会にキュンです♡ Vol.13 展示会を育てる。その想いが「インターペット大阪」を大きくする。
「大阪でも開催してほしい。」
長年、そんな声が寄せられていた展示会があります。
ペットと暮らす人、ペット業界で働く人、そして新たなビジネスとの出会いを求める人が集う「インターペット」。
2011年に東京で始まったこの展示会は、2023年に関西初開催を果たし、2026年には4回目を迎えました。会場規模は年々拡大し、今年も前年を上回る規模で開催されました。
その歩みを支えてきたのが、メッセフランクフルトジャパン株式会社の武田さんです。
「まだ4歳の展示会なんですよ。」
今回は、展示会を育てる武田さんの想いと、インターペット大阪の魅力についてお話を伺いました。
「まだ4歳の展示会なんです。」
インタビューで最も印象に残った言葉でした。
大阪開催は2023年に始まり、今年で4回目。それでも武田さんは「4回目」ではなく「4歳」と表現します。その言葉が、取材を通してずっと心に残っていました。
インターペットは一般社団法人ペットフード協会、一般社団法人日本ペット用品工業会、メッセフランクフルト ジャパン株式会社の3者共催で開催されています。ビジネスデーと一般公開日を併せ持つ「BtoB2C」に加え、ペットも主役となる「BtoB2C+P」が最大の特徴です。
犬だけでなく、猫やうさぎなど、さまざまなペットが来場するのもインターペットの特徴です。
「珍しいペットと一緒に来場される方もいて、会場が盛り上がることもあるんですよ(笑)」と笑顔で話す武田さんの表情からも、この展示会ならではの自由で温かな空気が伝わってきました。
大阪開催は、来場者だけでなく出展者からも寄せられていた「関西でも開催してほしい」という声から実現したものです。
「関西のお客様はフレンドリーな方が多く、商談もスムーズに進む印象があります。」
そういった地域性もまた、インターペット大阪ならではの魅力となっています。
華やかな展示会の裏側では、来場者と出展者の双方が気持ちよく過ごせる環境づくりが続けられています。
「事故がないことが一番です。」
今回からビジネスデーはペット同伴を取りやめ、より商談に集中できる環境へ。
たくさんの人とペットが来場する一般公開日では会場内での事故が発生しないよう、安全対策を徹底。
SNSでのマナー啓発や愛犬・愛猫などご自身のペットの「ちょっと気になる健康状態」を気軽に相談できるペット相談室、ペット専用トイレの設置など、人だけでなく、ペットも快適に、そして安全に過ごせる工夫がなされています。
その延長線上にある新たな挑戦が猫専用エリアである「インターキャッツ」です。
近年増えている猫オーナーからは、「猫用品がフードやトイレ用品など各エリアに分かれていて探しづらい」という声が寄せられていました。そこで42社が集まる猫専用エリアを新設。猫と飼い主が落ち着いて過ごせる空間づくりを目指しています。
「まずは大阪で定着させたい。」
来場者の声を次の開催へ生かす姿勢が、展示会を少しずつ進化させています。
展示会を育てるうえで、武田さんが魅力として挙げたのが、異業種との新しい出会いです。
子ども服メーカーやIT企業など、これまでペット業界とは縁のなかった企業が新たな発想を持ち込み、市場に新しい価値を生み出しています。
武田さんご自身も2匹の猫と暮らす飼い主。その目線も展示会づくりに生かされています。
2026年のインターペット大阪は、3日間で30,434名が来場し、13か国・地域441社が出展する過去最大規模となりました。
「インターペット大阪に行かなきゃ、最新のトレンドが分からない、そんな展示会にしたい。」
その言葉どおり、展示会は今も成長を続けています。
「まだ4歳の展示会なんです。」
数字だけを見れば大きな展示会ですが、武田さんにとっては、まだ成長の途中。来場者や出展者、そしてペットたちとともに歩みを重ねながら、5歳、6歳へと育っていく——そんな未来が楽しみになる取材でした。
広報委員会 西山 香穂
業界歴も長い大先輩に貴重なお話をお伺いすることができました。