お知らせ 2024.07.10

7月3日、「釜山グローバルMICE視察団」との意見交換会を実施しました

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■「釜山グローバルMICE視察団」と活発な意見交換

日本展示会協会は7月3日(水)、東京国際フォーラム会議室において「釜山グローバルMICE視察団」(釜山広域市、釜山経済振興院、釜山コンベンション協会および学会で構成)一行17名の訪問を受け、意見交換を行いました。日展協からは会長、副会長のほか国際交流委員会メンバーなど計10名が参加しました。

まず国際交流委員会のクリストファー・イブ委員長が日展協の概要説明、堀正人会長が日本の展示会業界の現状と課題を説明し、これを受けて、視察団のオ・ジファン団長(釜山経済振興院)、オ・チャンホ教授(ヨンサン大学)がMICE都市釜山の成長の背景とアイデンティティ、MICE産業の育成の方向性について説明しました。

釜山は世界で最も多くの貨物が積み替えられる3大都市に選定される港湾物流都市であると共に、7つの美しい海水浴場を有し、リゾートや映画のロケ地など観光産業も都市としての成長の原動力となっている。これらをベースにMICEで釜山のブランド価値を向上させ、グローバルMICE都市としてさらなる成長を目指していると説明。また、ソウルは展示会が中心だが、釜山はコンベンションの比率が70%と高いとのこと。

■視察団メンバーから多くの質問

釜山コンベンション協会のパク・サンウォン会長から「展示会場の規模では釜山はソウルに大きく水をあけられているが、日本では東京に次ぐ都市がどのようにして展示会場を拡大させているか、そのコツを聞きたい」との質問があり、モルガン・ショドゥレール副委員長(愛知国際会議展示場)が「愛知県は知事、自治体、産業界が強く連携しており、県の経済政策の一環として展示会産業を拡大させている。何より官民連携が重要である」とコメント。視察団からは、是非来年は愛知を訪問して関係者と意見交換したいとの声もあがるなど、地方都市における展示会産業の動向に大きな関心を示していました。

今後も日展協は国際交流活動の一環として海外の団体との情報交換を活発に行い、情報収集と共有を進める方針です。

以上 (日展協・会員交流委員会、広報委員会)
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